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茶種|釜炒り茶

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目次

お茶は発酵度合いで「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」「後発酵茶」に分けられます。

私たちが飲む緑茶は「不発酵茶」で、不発酵茶には蒸気で蒸して作る「蒸し製法」と、釜で炒って作る「炒り製法」がありますが、主流は蒸し製法。

炒り製法で作られたお茶「釜炒り茶」は日本では非常に生産量が少なく、その希少さから「幻のお茶」といわれています。

釜炒り茶って?

釜炒り茶は文字通り、釜で炒って作られたお茶のことです。

日本のお茶は95%以上が蒸し製法で作られており、大変な手間と技術が必要な釜炒り茶は全体の1%未満。まさに幻のお茶です。

釜炒り茶の始まりは15世紀頃に中国から九州に伝えられたといわれています。

当時のお茶といえば、蒸して固めたものを粉にして飲んだり、煮て干したものを沸騰させて飲んだりと、飲むまでに手間がかかっていました。

しかし、炒って作ったお茶(現在の釜炒り茶)はお湯を注ぐだけで飲めるという手軽さでまたたく間に世間に広まり、今に至ります。

日本では希少なお茶ですが、中国茶のほとんどはこの釜炒り茶です。

釜炒り茶の特徴

蒸して作られる茶葉は細くなるのに対して、釜炒りした茶葉は丸い形をしていることから「玉緑茶」と呼ばれることも。

釜炒り茶の特徴は「釜香」と呼ばれるその香りで、茶葉を釜に入れ、火で炒った時の香ばしい香りがそのまま茶葉についています。

緑茶独特の、苦渋味が少なくあっさりとした口当りのお茶です。

釜炒り茶の成分の特徴

不発酵茶は発酵のプロセスが無いため成分や栄養素の変化が起こりにくく、茶葉がもともと持っている豊富な栄養素をほとんどそのまま含んでいます。

ビタミンCや、テアニンなどのアミノ酸をはじめ、抗酸化効果が期待できるタンニン(カテキン)、免疫強化やガン予防に効果的とされるβカロチンなど多くの栄養成分がぎゅっと詰まっています。

釜炒り茶の製造工程の特徴

釜炒り茶は、通常緑茶で行う工程「蒸し」をしない代わりに「炒り」を行います。

生の茶葉を釜に入れて炒ることで失活させるのです。

炒りの作業には豊富な経験と技術を要するため、専門の職人さんが行います。

釜炒り茶の産地

釜炒り茶は主に九州で生産されており、お茶の有名な産地である静岡や京都でもほとんど作られていません。

現在は、佐賀県・熊本県・長崎県・宮崎県の自然豊かな山の中で生産されています。

九州での生産が盛んな理由は、「釜炒り茶が中国から伝えられたのが九州だったから」といわれています。

釜炒り茶の飲み方

飲み方は緑茶や煎茶を飲むときと同じで、80度前後のお湯を使って淹れます。釜炒り茶は水出しで飲んでも美味しいですよ。

関連リンク

釜炒り茶の製造方法について
煎茶・深蒸し煎茶の淹れ方
緑茶に含まれる成分について

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